

周囲の人のモチベーションをあげさせる関わりの参考になる書籍を前回ご紹介しました。
この書籍は、元ラグビー日本代表監督を務められた平尾誠二さんの組織のリーダー論について表現されているものです。
この書籍の中で、平尾誠二さん自身の言葉で表現されているものをひとつずつ取り上げていきたいと思います。
(2007年にラグビー日本代表監督に外国人を据えたことに触れて)「スペースの考え方やコミュニケーションの仕方も、日本人監督とずいぶん違う。選手たちはとまどうことも多かったでしょう。でも、世界を知るという意味ではいい経験になりますし、そういうなかに自分を置かないと、日本人の足りない部分や、逆に日本人としての強みもなかなか発見できないのではないでしょうか。」
私の経験からも、「世界に触れること」は自分を客観的に見つめる視点を持つことができるので有用な方法の一つだと思います。今となっては情報をとる手段が多様になり、「世界に触れる」ことも身近になりました。
この考え方は、「外から内をみる」という点で、日本国内での自分の業界・専門分野などを見つめなおすための貴重な視点を与えてくれます。傲慢な自分を見つめなおしたり、独りよがりの考え方を改めたり・・・。周囲からの意見を謙虚に受け止める心の余裕・・・。今後もこの視点を忘れずに仕事に向き合いたいと思います。