

このブログでは「モチベーションをあげる」ことをキーワードにしています。
を取り上げてきました。
このブログを見ていただいている皆さんの中には、社会人の方も多いと思います。
組織の大小にかかわらず、リーダーの位置で仕事をされている方も多いと思います。
世の中には立派なリーダーシップを発揮して組織をひっぱっている方々がたくさんいます。
その中でも、わたくしが人間的にも実績的にも尊敬できる人物に「ジーコ」さんがいます。
ジーコさんが書かれた著書に「ジーコのリーダー論」があります。
ジーコさんの実績に裏打ちされたリーダー論を紐解き、皆さんの組織のモチベーションをあげることに役立てていただけると幸いです。
「リーダーは、部下自身に頭を使わせなければならない」
「日本の選手たちは指導者の言うことをよく聞いて、短期間のうちに自分の悪い点を一生懸命に直そうとする。この努力があるので、日本の選手たちは、短期間でパッと変わっていくことができる。これはほんとうに素晴らしいことだ。
あとはもっと自分にゆとりを持って自由に作戦を練ったり、思いついたことを実行していくことである。つまり、自主性を育てることだ。
日本人選手の最大の弱点は、自分から行動を起こすことをためらうことだ。」
「自分から行動を起こすことをためらわない」
これは、私自身の経験からも言えることだと思います。
私は大学病院の医療職として社会人のキャリアをスタートさせました。
社会人4~5年目の時です。
患者さんが被る不利益を、私が介入することで回避することができた症例を集めて分析しました。
すると、ある問題が浮かび上がりました。
私はその問題を病棟の医療職に広く知ってもらう必要があると思いました。
当時は、そのような活動はあまり活発ではない時代でした。
でも、この問題を共有するべきだという強い気持ちが私を突き動かしました。
病棟の医療職の各長に話を持っていき、勉強会の開催をお願いしました。
自分の持ち場の仕事が忙しい中、集まっていただき、30分くらいの時間をかけて、私が懸念している問題を提示しました。
話を終えた瞬間、話を聞いていただいた医療職の方々から拍手をもらいました。
この時の拍手は、礼儀的なものではないことは肌で感じることができました。
数日後、この時の内容を今度は医局会で話をしてほしいという話をいただきました。
当時の医局の教授は病院長をされていましたので、病院長の前でこの問題をお話しすることになりました。
一医療職の立場でこのような経験ができたのは、「自分から行動を起こすことをためらわない」ということを実行したからだと思います。
「自分から行動を起こすことをためらわない」
「自分から行動を起こすことをためらわない」
「自分から行動を起こすことをためらわない」