部下をいろいろな角度から分析して対処法を考える

このブログでは「モチベーションをあげる」ことをキーワードにしています。

「自分」のモチベーションの上げ方

「部下・選手・学生」などのモチベーションの上げ方

を取り上げてきました。

このブログを見ていただいている皆さんの中には、社会人の方も多いと思います。

組織の大小にかかわらず、リーダーの位置で仕事をされている方も多いと思います。

世の中には立派なリーダーシップを発揮して組織をひっぱっている方々がたくさんいます。

その中でも、わたくしが人間的にも実績的にも尊敬できる人物に「ジーコ」さんがいます。

ジーコさんが書かれた著書に「ジーコのリーダー論」があります。

ジーコさんの実績に裏打ちされたリーダー論を紐解き、皆さんの組織のモチベーションをあげることに役立てていただけると幸いです。

 「百人の部下がいれば、百通りの教え方がある」

「選手の才能に対して、あれはいい、これはダメと結論を急いではならない。一見プロとしてやっていくには才能が足りないと思えても、あわててダメという烙印を押すことはない。まずはその選手をいろいろな角度から分析し、それから対処法を考えることだ。

まず、いったい彼は選手として何が欠けているのか、どういった問題をかかえているのかをじっくり分析する。そして、どういうサッカー体験をし、どういう練習を重ねてきた結果、彼がそういう否定的な結果をだしているのか、いろいろな側面から見ていかなければならない。」

ジーコさんのこの言葉を読んで、今回もハッとさせられました。

・部下・選手・学生などに「欠けているもの」は何か?

・部下・選手・学生などが「抱えている問題」は何か?

・部下・選手・学生などが「どういう経験(練習や勉強)」を重ねてきたか?

すくなくともこの3点について、深く観察・分析する必要があるということですね。

たしかに、部下・選手・学生などの一側面だけを見て判断しがちです。

そして、感情的に対応しがちです。

部下・選手・学生などを教え育てるには、一歩引いて彼らに接し、観察・分析する。

リーダーとしてしっかり心がけたい視点だと思いました。

「木を見て森も見る」という記事をご紹介しました。

これを実践するためのバックグラウンドとして、私は、「欠けているもの」「抱えている問題」「どういう経験(練習や勉強)」の3つの視点から観察・分析することの重要性をひしひしと感じています。

「欠けているもの」「抱えている問題」「どういう経験(練習や勉強)」

「欠けているもの」「抱えている問題」「どういう経験(練習や勉強)」

「欠けているもの」「抱えている問題」「どういう経験(練習や勉強)」