このブログでは「モチベーションをあげる」ことをキーワードにしています。
を取り上げてきました。
このブログを見ていただいている皆さんの中には、社会人の方も多いと思います。
組織の大小にかかわらず、リーダーの位置で仕事をされている方も多いと思います。
世の中には立派なリーダーシップを発揮して組織をひっぱっている方々がたくさんいます。
その中でも、わたくしが人間的にも実績的にも尊敬できる人物に「ジーコ」さんがいます。
ジーコさんが書かれた著書に「ジーコのリーダー論」があります。
ジーコさんの実績に裏打ちされたリーダー論を紐解き、皆さんの組織のモチベーションをあげることに役立てていただけると幸いです。
「リーダーは、部下のプロ意識を育てなければならない」
「レベルの高い本物に接すること―これはサッカーにかぎらず、あらゆることについて言えることだ。それがプロ意識を育てる一番の近道である。レベルの高い一流の仕事を目の前にして、それを自分のスタンダードとする。リーダーは、そういう環境をつくって、一流の人間に接する機会をどんどん部下たちに与えてやるべきだろう。」
プロ意識を育てるために一流の本物に触れさせる―ジーコさんらしい表現であると同時に説得力があり経験に裏打ちされた言葉だと思います。
この考え方をもつには、リーダーに「教育の視点」を常にもっていることが求められると思います。
「教育の視点」を持っているけれど、その方法が旧態依然の場合が往々にしてありますね。よくインターネット上で騒がれています。
体罰であったり、暴言だったり、パワハラだったり・・・。
私も、配属学生の言動と行動が伴っていない場合、瞬間的に怒りたくなる感情にかられることが確かにあります。
人間は感情の生き物なので、そのような感情が湧くのは自然なことだととらえています。
ただ、その感情に任せて行動をとってしまうのは、リーダーとして力量が試されるところだと思います。
「他山の石」ということわざがあります。「他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなる」という意味で使われています。
世間を騒がしている出来事を「他人のつまらぬ言行」として捉えて、「自分の人格を育てる助けにする」ことを私の日々の思考に取り入れるようにしています。
行動に移す前に一歩引いて思考する。「自分の人格」と「部下・選手・学生などの人格」を育てるために・・・。