目的は具体的で明確なものでなければならない

このブログでは「モチベーションをあげる」ことをキーワードにしています。

「自分」のモチベーションの上げ方

「部下・選手・学生」などのモチベーションの上げ方

を取り上げてきました。

このブログを見ていただいている皆さんの中には、社会人の方も多いと思います。

組織の大小にかかわらず、リーダーの位置で仕事をされている方も多いと思います。世の中には立派なリーダーシップを発揮して組織をひっぱっている方々がたくさんいます。

その中でも、わたくしが人間的にも実績的にも尊敬できる人物に「ジーコ」さんがいます。

ジーコさんが書かれた著書に「ジーコのリーダー論」があります。ジーコさんの実績に裏打ちされたリーダー論を紐解き、皆さんの組織のモチベーションをあげることに役立てていただけると幸いです。

 「全員に役割意識が芽生えたとき、組織は最強になる」

「目指すべき最終地点が見えていれば、そこへ到達するために何をしなければいけないかが自ずとわかってくるし、がんばる気力も湧いてくる。つまり、組織の戦力を高めるためには、リーダーは部下に目的意識を持たせなければならないのである。

ここで注意すべき点がふたつある。まず第一点は、目的は具体的で明確なものでなければならないということ。もう一点は、初期の段階ではチーム全体が目指す大きな目標を掲げるということである。」

リーダーは部下・選手・学生などと、目的を確実に共有するためにはその内容が具体的でかつ明確であることをジーコさんはおっしゃっています。

具体的かつ明確ということですので、「根拠に基づいた数字」を示すとよいと思います。

現実離れした数字を掲げてはかえって目的を共有できなくなる恐れがありますので、「根拠に基づいた数字」を掲げ、方法論も根拠に基づいたものであるとよりよいと思います。

私は医療系の教育の場に身を置いているので、医療職の資格を学生に取らせることが使命です。

この目的を達成するためには、学習効果が証明されている方法をとることが必要と考えています。

それが、「習熟度別クラス編成」です。実現に向けて邁進していきたいと思います。