目的を確実に共有しておく(目的意識)

このブログでは「モチベーションをあげる」ことをキーワードにしています。

「自分」のモチベーションの上げ方

「部下・選手・学生」などのモチベーションの上げ方

を取り上げてきました。

このブログを見ていただいている皆さんの中には、社会人の方も多いと思います。

組織の大小にかかわらず、リーダーの位置で仕事をされている方も多いと思います。

世の中には立派なリーダーシップを発揮して組織をひっぱっている方々がたくさんいます。その中でも、わたくしが人間的にも実績的にも尊敬できる人物に「ジーコ」さんがいます。ジーコさんが書かれた著書に「ジーコのリーダー論」があります。

ジーコさんの実績に裏打ちされたリーダー論を紐解き、皆さんの組織のモチベーションをあげることに役立てていただけると幸いです。

 「全員に役割意識が芽生えたとき、組織は最強になる」

「ひとつの戦術を効果的に、しかも確実に実行できるようにするのは、もちろん練習によってしかない。そこで、練習のやり方が問題になってくる。私が住友金属にやって来たとき、まずはじめに気になったのは練習のやり方だった。ハードな練習を繰り返しているのだが、それが実践に結びついていなかった。

日本の指導者たちは、ハードワークを課すが、その練習にどのような意味があるのかを選手たちに理解させていなかった。

練習の質は目的意識に支えられている。」

重要な示唆が含まれていると思います。

これは、ラグビー元日本代表監督であった平尾誠二さんがおっしゃっていることと共通する内容です。

「練習の意味を理解させる。」つまり、

目的意識

組織のリーダーとして、部下・選手・学生などと目的を確実に共有しておくことの必要性があるということですね。

リーダーはとかく、指導内容や教育内容に目が行きがちだと思いますが、その前に目的を確実に理解してもらうことに時間とエネルギーを割く必要があるということですね。

私もジーコさんのこの経験に基づく言葉にあらためて触れて、ハッとさせられました。