周囲の人のモチベーションをあげさせる関わりの参考になる書籍を前回ご紹介しました。
この書籍は、元ラグビー日本代表監督を務められた平尾誠二さんの組織のリーダー論について表現されているものです。
この書籍の中で、平尾誠二さん自身の言葉で表現されているものをひとつずつ取り上げていきたいと思います。
「ほとんどのコーチはまず褒めません。必ずダメ出しから入ります。
知っていてもどうにもならないから困っているというのに、こちらの気持ちなんておかまいなしに、これが正しいと押しつけてくる。
コーチの自慢げな顔は、教わるほうの受信機の精度を確実に悪くするということだけは、彼らからイヤというほど学びました。
受け手の感情が、受信機の精度を左右するのはまちがいありません。人間はそんなに完璧なものではありませんから、感情的に受け入れられないとなれば、情報を受容する回路はそこで遮断されてしまいます。」
指導者・リーダー・教員などには、「相手の感情を推し量る能力」が必要であると解釈できますね。これに加えて、「相手を褒めて謙虚に対応する能力」も必要であるといえますね。非常に参考になる示唆だと思います。ぜひ、実践したいものです(自戒を込めて)。