サブリーダーが個々の反応を見ながら指導していく

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周囲の人のモチベーションをあげさせる関わりの参考になる書籍を前回ご紹介しました。

この書籍は、元ラグビー日本代表監督を務められた平尾誠二さんの組織のリーダー論について表現されているものです。
この書籍の中で、平尾誠二さん自身の言葉で表現されているものをひとつずつ取り上げていきたいと思います。

「いまの時代、リーダーが自分の考えを組織にくまなく伝え、全体の均一なレベルアップをはかろうとするなら、リーダーの下に何人かのサブリーダーをつくり、そのサブリーダーが個々の選手の反応を見ながら指導していく以外ないのではないでしょうか。もう、完璧に個別化ですよ。号令一下で全員が右向け右なんてことは、これからはありえません。」

この考え方は教育に通じるものがありますね。例えば、クラスに100人いるとした場合、理解力のある学生とそうでない学生が正規分布に従って分布しますね。すると、教える教員は、すこしレベルの高い内容を取り上げると、理解力のない学生はついていけなくなり、置いてけぼりになり、学習効果があがりません。よって、モチベーションをあげることもできません。モチベーションを上げさせて学習効果をあげるには、「習熟度別クラス編成」の方法が適していることが証明されています。究極は、「個別化」だと私も思います。しかし、1学生に1教員をあてることは現実的ではありませんので、「少人数」で「習熟度別」が最も良い教育方法だと私は思います。

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