

周囲の人のモチベーションをあげさせる関わりの参考になる書籍を前回ご紹介しました。
この書籍は、元ラグビー日本代表監督を務められた平尾誠二さんの組織のリーダー論について表現されているものです。
この書籍の中で、平尾誠二さん自身の言葉で表現されているものをひとつずつ取り上げていきたいと思います。
「日本の場合、年功序列が一つの文化になっていますから、これをまるっきり無視すると組織がぎくしゃくして、物事がスムーズに運ばなくなることはよくあります。それでリーダーを決める際も、どうしても年長者が優遇されることになりがちです。しかしながら、本来、年齢はリーダーとしての適性や資質にはあまり関係ありません。」
時代は進んでいきますので、従来の考え方が時代に合わないことは往々にしてあります。例えば、ひと昔前は部活の指導で教員が生徒の頭を叩くことは普通に行われていたことが、今では不適切な指導としてとらえられています。リーダーは時代の流れをしっかり把握して、謙虚に対応する姿勢が必要だということだと思います。健全なリーダーシップを発揮するためにも身に着けたいものです(自戒を含めて)。