私はこのブログで英語にフォーカスしてお話してきました。
TOEFL iBTの勉強方法や、→中学英語で学ぶ表現を用いてネイティブ的な発音をするためのコツを取り上げてきました。
ここで、なぜ私が英語についてブログを書こうと思ったかを述べるために、自分のこれまでの生き方・人生を振りかえっていきたいと思います。
→前回の記事では、大学四年生になってもまだ英語の重要性に気が付いていないところまでお話ししました。
大学院修士課程一年の夏休みに、4週間のカナダ・バンクーバーへの語学研修に申し込みました。
申し込んだ理由は少し不順で、失恋したところだったこともあり、どこか遠くに行きたいという衝動に駆られていたときでした。
どうせ行くなら、日本を離れたところがいい、できれば長い期間行きたい、お金もあまりかけたくない。
たどり着いた結論は「ホームステイ」でした。
そうと決まれば行動は早い方なので、さっそく大学生協の旅行代理店にいき、パンフレットをあさりました。
アメリカもしくはカナダにしようと思い、どちらがいいか考えました。
しかし、結論は早く出ました。それは、大学時代にアイスホッケーをやっていたからです。
アイスホッケーはカナダの国技です。
「カナダしかないでしょ!!!」くらいな勢いで国をきめましたが、さて、カナダのどの都市にするかが問題でした。
トロント、モントリオール、バンクーバー。
日本から遠いのはトロントまたはモントリオールです。
できるだけ日本から遠いところに行きたいと考えていましたが、予算の関係で、アメリカ大陸にたどり着ければいいと考えが変わり、バンクーバーにしました。
初めての海外です。
飛行機を降りればそこは英語のシャワーです。
不安もありましたが、初めての海外なのでときめきも同じくらいありました。
申し込んでから3カ月後には出発です。
まずは、英会話のCDを購入して耳を慣らそうと考えました。
これまでの人生で、英語を真剣に聞くことがなかったため、まったく聞き取れません。
そりゃそうです。ツアーの担当者からも、ダメもとでもいいから続けてくださいという言葉を励みに真剣に英語を聞く訓練をしました。
成田空港から国際線の飛行機に乗りました。
旅程では、アメリカのサンノゼ国際空港で乗り換えて、バンクーバーに向かうことになっていました。
「果たして乗り換えができるのか?」不安を抱えながら飛行機に揺られていたことを覚えています。
サンノゼ国際空港では、大きめのプラカードのようなものを持った女性が通路に立っていました。
「バンクーバー行はこちら」という内容だったと思いますが、その指示に従って歩を進めると、別の飛行機へ乗るようになっていました。
乗り換えができた瞬間でした。感動しました。
乗り換えができた!その飛行機にのり、2~3時間揺られながらバンクーバーの空港に着きました。
予定では、ホストマザーの方が待っていてくれるはずでした。
果たして会えるのか?同じようにプラカードのようなものをもって手を振っている人が大勢いました。
そのカードにいろんな英語が書かれていたので、一生懸命自分の名前がないか探しました。
なんと、「Nick」と書かれているカードがあるではありませんか!うれしかったです。
ホストマザーの車にスーツケースを載せて、助手席に座りました。ここから英語の世界に入りました。