今回は、”hard day”のネイティブ的な発音について取り上げたいと思います。
英語のネイティブ的な発音を身に付けるのに効果的なのは、日本でしっかり英語を体得し、海外で実生活を送った人から情報をもらうことだと思います。
なぜなら、日本の英語教育と実際に英語圏で使われている英語の実際の違いを認識しているという理由があるからです。
例えば、あなたも中学英語で、以下の例文の発音の仕方を学んだ経験がありますよね?
“Today was a hard day.” 「トゥデイワズアハードデイ」
中学英語で習った時はこの発音の仕方が正しいものだと思ったはずです。
かくゆう私も、中学時代は、疑いもなくこのように発音していました。
それこそ、留学するまでそう信じていました。
実際、アメリカでの留学生活始めて生活に慣れてくると、どうもネイティブがそのように発音していないように思い始めました。
自分が聞き取った英語をもとに、ネイティブの発音の仕方を調べてみると、次のことが分かりました。
“Today was a hard day.” →“Today was a har day.” 「トゥデイワズアハーッデイ」
“hard”は“d”という子音で終わりますね。
次に続く”day”は“d”という子音で始まります。
このように同じ子音がリンクするとき、最初の単語の”d”はカットされます。このように、ネイティブは“Twin Consonant Link”(同じ子音同士のリンク)をつかってスムーズにリンクして発音します。
ほかの例も見ていきましょう。
“room makes”→”roo makes”「ルーッメイクス」
“full load”→”fu load”「フッロードゥ」
こんな感じです。いかがでしたか?
あなたは新しく知ったスキルを、普段からすぐ実行して使っていますか?
もし、答えが「NO」なら今から実行すると大きなメリットがあると思いませんか?
ここで挙げた例文を基に発音してみてくださいね。
中学英語で学んだ表現一つとっても、ネイティブ的な発音を意識しようとする場合、単語と単語のリンクを意識することの大切さがわかりますね。
今回は“Twin Consonant Link”を取り上げましたが、ほかの記事では別の”W link”、“Y link” や別の“Consonant+Vowel Link”も取り上げていますので、そちらも参考にしてみてください。